台風はなぜできる?進路はどうやって予想する?大きさ強さの定義は?

天気・自然

なんだか最近、大型台風が多くなってきたと感じる、はるこまです。

台風が大型するのって、やっぱり地球温暖化の影響なんでしょうか? 地球の温度が上がる→北極の氷が溶ける→海面が上昇する→高潮被害が出やすくなる、と悪循環になっているような気もします。

この記事では、台風はなぜできるのか、台風の進路はどうやって予測されているのか、台風が上陸したらどうしたらいいのか、をお伝えします。

実は10歳の息子に「台風ってどうしてできるの?」って聞かれた時にうまく答えられなくて、「今忙しいからあとで説明するね」とごまかして、こっそり調べたんです。

この記事を読めば、子供に聞かれても、きっとうまく説明できちゃいますよ!

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台風はなぜできる?

台風とは?

台風は赤道に近い、北西太平洋の海上で発達した熱帯低気圧です。

太陽に照りつけられて水温が上がるエリアでは、水蒸気ができやすく、上昇気流ができます。その上昇気流が集まって積乱雲になり、大きくまとまってくると、風も集まってきて渦を巻き、どんどん大きな雲に発達して熱帯低気圧になっていきます。

温かい海面からの熱エネルギーによって大きく成長した熱帯低気圧は、雲の周りの最大風速が約17.2m/s(1秒間に17m進む速さ)、風力8に発達したときに、「台風」となります。上空から見ると反時計回りの雲の渦ができています。

北インド洋と南大西洋で発達した熱帯低気圧は「サイクロン北大西洋と北東太平洋で発達した熱帯低気圧は「ハリケーンと呼ばれています。ハリケーンは最大風速が約32.7m/s以上に発達したものをいうので、ハリケーンが上陸すると大きな被害をもたらすイメージが強いです。

一般的に台風の進路に向かって、右側が左側より強く風が吹きます。反時計回りなので、右側が進行方向、左側が進行方向に逆らって風が吹くからなんです。

勢力の強い台風になると真ん中に雲がない「台風の目」ができています。空気の回転が早いので、遠心力で雲がはじかれちゃうんです。台風の目に入ると、急に雨や風が弱くなって、「あれ?もう台風行っちゃったのかな?」と勘違いするくらい、穏やかになります。

北上に従って、海からの熱エネルギーの供給が減少し、熱帯低気圧温帯低気圧に変わります。熱帯低気圧は暖かい空気だけでできていて、温帯低気圧は温かい空気と冷たい空気がぶつかり合って、前線ができます。

台風の大きさと強さは?

台風の大きさは強風域の半径で決まります

風速15m/s 以上 の強風域の半径台風の大きさ
800km以上 超大型(非常に大きい)
500Km 以上 ~ 800Km 未満 大型(大きい)

超大型は日本列島がほぼすっぽり入ってしまうくらいの大きさです。

台風の強さは、最大風速で区分されています

最大風速台風の強さ
54m/s 以上猛烈な
44m/s 以上 ~ 54m/s 未満非常に強い
33m/s 以上 ~ 44m/s 未満強い

ニュースでは大きさと強さを組み合わせて、「大型で強い台風」とかって言われます。台風は風の強さで表現されるので、雨の降り方は含まれていないんです。台風の大きさで雨量は判断できないので、気をつけてくださいね。

ヘクトパスカル

ヘクトパスカルは圧力の単位です。1パスカルは1平方メートルの面積に1ニュートンの力が作用している時の圧力・・・と言っても、さっぱりわかりません。

物理の授業で、1本の鼻毛を1ニュートンの力で引っ張ったときの痛みが重力だ、という説明でよけいに訳が分かんなくなった記憶があります・・・。それはさておき。

ヘクトパスカルの数字が小さければ小さいほど、台風の勢いが大きい、と判断しましょう。

990hpa 以上弱い
960hpa ~ 989hpa
930hpa ~ 959hpa強い
929hpa 以下猛烈

1959年の伊勢湾台風は、上陸したとき929hpaで、大きな被害がありました。ヘクトパスカルの数字も、台風の大きさを知る目安になりますね。

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台風の進路はどう決まる?

気象庁HPより

台風は自分の力で動いているわけではなくて、風の流れにのって動いています。気圧、風速、風向きなどの観測データを、スーパーコンピューターにかけて計算し、進路予測を立てているんです。

天気予報では5日ほど先まで予報円が出ていますが、台風の進路は刻々と変わっていきます。予想通りに動いていく時もあれば、停滞して動かなかったり、迷走したり・・・台風自身は極東風や偏西風などの上空の風の流れに動かされているので、予想通りには進んでいかないんです。

それでも、日本のスーパーコンピューターの精度は世界でトップクラスなんだそうです。それは他国の予測よりも精度が高い、ということ。台風自体が地球の環境変化によって変わってきているので、予測もどんどん難しくなってきているそうです。

進路を左右するのは「太平洋高気圧」の位置、日本の上空に大きく張り出していると、台風は西寄りに進み、張り出していないと、台風は北上してきます。

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台風が上陸したら?

最大風速が約17.2m/sを超えたら「台風」となるんですが、この風速は立っているのがやっと、傘が壊れてしまう強さです。横殴りの雨に打たれて、全身ずぶ濡れ状態になります。

台風の中心が本州、九州、四国、北海道の沿岸に到達した時に「上陸」、短時間でまた海に出る時は「通過」と言います。

2018年の台風21号が上陸した時は、「非常に強い勢力」で上陸し、近畿地方や東海地方に多くの被害が発生しました。関西国際空港の連絡橋にタンカーが衝突した時の台風です。

近所の家の瓦が飛んで道路に散乱するし、うちの駐車場の屋根は気が付いたら半分以上なくなっていました。上陸時の中心気圧は950ヘクトパスカル、最大風速45m。

街路樹が倒れたり、どこかの家のアンテナが飛んできたり、家の中にいても家が揺れるくらいの風の強さで、テレビでニュースを見てるしかできませんでした。

外の様子も心配ですが、むやみに外へ出ないようにしてくださいね。うちの旦那は、駐車場の様子を見に外へ出て、風にあおられて、メガネが飛んで行ってしまい、雨風がおさまってから探したけれど見つかりませんでした。転んでケガするよりはよかったものの、余分な出費ですよね。

台風が上陸したら、停電に備えて懐中電灯を用意しておきましょう。雷が鳴っている時は、電化製品のスイッチは切って、コンセントを抜いてくださいね。

川の増水による洪水や浸水、山の近くでは土砂崩れの心配があります。早めの避難で身の安全を確保してくださいね。

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さいごに

この記事では、台風ができる仕組みと、台風の大きさや強さの表現、台風の進路予想、台風が上陸した時の注意点についてお伝えしました。

台風は太陽に温められた海面から、水蒸気が蒸発して雲になり、大きく発達したものです。地球温暖化が進めば、海面からの蒸発が盛んになり、大型の台風が発生しやすくなります。

台風の進路は、スーパーコンピューターで計算して予想していますが、予想はどんどん変わっていきます。台風が発生したら、その動向に注意してくださいね。

台風の接近とお出かけの予定と重なってしまうこともあるかもしれませんが、無理をしないで、外出を控える判断をしてくださいね。