介護離職したら失業保険はすぐもらえるの?介護休業給付金とは?

暮らしの雑学

70代後半で1人暮らしをしている母の、介護問題が気になる、はるこまです。

親に介護が必要になったとき、自分の仕事をどうしようか?悩みますよね。介護サービスはすぐ受けられないし、介護認定は申請してから時間がかかるし。

いつまで続くか分からない中での仕事と介護の両立は、体力的にも精神的にも大変です。

介護のために離職する場合って、自己都合の退職と同じ扱いなの? 介護離職の失業保険って待機期間があるの? そもそも、求職活動ができなきゃ失業保険ってもらえない???

そんな不安を調べてみました。介護離職をお考えの方は、ぜひ参考になさってくださいね。

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介護離職で失業保険はもらえる?

失業保険は「失業中の生活を心配しないで、再就職活動ができるための支援制度」なので、本人に就職の意思があればもらえます。

けれど、介護のために再就職できる状態ではないのなら、介護期間中は失業保険はもらえません

通常の失業保険給付の流れ

離職日から1年以内に受給期間満了日が入るように(1年を過ぎちゃうと、もらえなくなっちゃいます)ハローワーク(公共職業安定所)で手続きをします。

自己都合退職の場合、退職した会社から離職票が届くまでが約2週間、ハローワークで手続きをした日から7日間の待機期間と、3か月の給付制限があるので、できるだけ早く手続きをしたほうがいいですよね。

通常の場合(失業保険給付日数:90日)

3月31日 退職
4月18日 離職票が到着
4月19日 職業安定所にて手続き
4月25日 雇用保険受給説明会(7日間の待期期間満了日)
4月26日ー7月25日 給付制限期間
8月9日 認定日

認定日は原則として4週間に1回、失業認定申告書を提出します。給付日数が90日(3か月)でも、全額支給まで実質4か月かかる計算になります。

最初の入金確認までほぼ5か月間、無収入状態です。早く再就職が決まれば、お祝い金として再就職手当が支給されますが、退職から全額支給まで8か月くらいかかります。

特定理由離職者(介護)の場合

介護離職は出産や育児、本人の病気などで退職と同じく、 すぐに就職できない場合は、受給期間延長申請をします。この場合の失業保険は、再就職できる状態になったときに支給されます

申請をして「特定理由離職者」と認定されれば、本来の受給期間1年にプラス最大3年間、受給期間満了日の延長が認められます。つまり、4年以内に就職活動できる状況になれば、その時点で失業保険がもらえるってことです。

申請には、「介護が必要である証明書」を提出する必要があります。介護される方と自分との続柄が分かるもの(戸籍)や、介護保険証のコピーなどです。

※介護の場合、6親等内の血族、配偶者及び3親等以内の姻族と限定があります。

要介護認定されていて、他に介護する人がいない、など、個別の事情や状況を確認されたうえで、認定されるかどうか判断されます。

認定されれば、本来の3か月の給付制限が免除され、給付日数が増える可能性もあります。

延長が認められた場合、その期間内で就職が可能になったときに、「介護の必要がなくなって仕事ができます」という証明書と一緒に、再度ハローワークで手続きをします。

受給期間延長申請が認められた場合、2019年3月31日が退職日なら、受給期間延長終了日は2023年3月31日。

求職の申し込み(失業保険受給手続き)をしてから、7日間の待期期間後に、受給が開始されます。受給期間は失業保険がもらえる期間で、延長終了日ぎりぎりに手続きをしても失業保険をもらうことができなくなってしまうので、注意してくださいね。

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介護休業給付金とは?

介護休業給付金は、両親などの看護・介護のために会社をお休みした場合、最長3か月(93日)を限度に3回まで雇用保険から支給される給付金のことです。

仕事と介護を両立させるための制度で、ハローワークにて、事業主を経由して申請することが必要です。職場復帰を前提とした給付金なので、退職予定であれば、受け取ることはできません。

受給資格は、基本的には介護休業する日の前2年間の間に、被保険者期間が12か月以上(週に20時間以上、月に11日以上出勤していること)勤務していること、です。

対象家族は、配偶者、父母、子、配偶者の父母、祖父母、兄弟姉妹、孫、に限定され、2週間以上の常時介護が必要となる場合に、介護休業開始前の賃金の3分の2が給付されます。

退職を決めてしまう前に、一時休業でなんとかなりそうなら、こちらを申請してみてはいかがでしょうか?

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さいごに

この記事では、介護離職したら失業保険はすぐにもらえるのか、についてお伝えしました。

介護離職をしても、ハローワークで認定されなければ、就職活動をしなくっちゃ失業保険がもらえません。

知り合いは「父親が高齢で、身の回りの世話をしなくっちゃいけない、要介護認定は受けていない、父親は他人が家の中に入ることを嫌うのでデイサービスは頼めない」という理由では、特定理由離職者として認めてもらえませんでした。

介護休業給付金という制度もあるので、不安な場合は、ハローワークで相談されることをおすすめします。

介護は大変なことですが、一人で抱えるものではありません。自分の将来のことを考えると、仕事も大切です。自治体の支援サービスやサポートを利用して、介護保険制度の情報を収集しておきましょうね。