日焼け止めの種類と塗り方で紫外線による光老化を効果的に防ぐ方法

化粧品

最近「光老化」という言葉をよく聞きます。紫外線は肌の老化原因の7割と言われていて、加齢ばかりが原因じゃないそうです。

自分の太ももの内側を見てください。紫外線に触れていない肌は、白くてハリがありますよね? これが自分の顔だったらいいのに…って思っちゃいますよね。

外的物質から肌を守る角質層も、紫外線はバリアできません。

お肌に影響を与える敵(紫外線)のことを知り、効果的な対策をお伝えします。

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UVAとUVB

肌に影響を与える紫外線は2種類あります。

UVA

浸透力が高く、肌の表皮を通り越して、真皮にもダメージを与える紫外線で、シミやしわ、たるみの原因になります。UVAは、雲や窓ガラスに遮断されず肌に届きます。

UVAは浴びてもすぐに影響はありません。

タンパク質であるコラーゲンやエラスチンをじわじわ破壊していき、肌の弾力が徐々になくなり、シワになっていきます。

UVAのダメージから肌を守る紫外線防御指数は「PA」で、「+」の数で表します。現時点では、PA++++が最高値です。

UVB

UVBは全紫外線の約5%、UVAより波長が短いので、肌の奥まで達せず表皮にダメージを与える紫外線で、シミやそばかすの原因になります。

角質層で吸収され、肌が赤くなったり、ヒリヒリする「やけどの症状」になった後、メラニンが作られて、その色素が定着すると「日焼けした」状態に。メラニン色素がそのままとどまるとシミになっていきます。

UVBのダメージから肌を守る紫外線防御指数は「SPF」で、UVBを防ぐ時間を表します。現在ではSPF50が最高値です。

SPF1=15~20分なので、SPF20のものを使用したら、15~20分×20=300~400分UVBを防げる、ということです。

皮膚1cm×1cmに2mg塗った状態の数値なのですが、これはかなりの厚塗り状態。効果表示は目安で、それよりも下回ると考えた方がよさそうです。

UVAとUVBを防ぐには

降り注ぐ量はUVA(長く届く光線)が圧倒的に多いのですが、UVBの方がエネルギーが強力です。

普段の生活でもUV対策をしましょう。日焼け止めは紫外線を吸収すると、その効果はどんどんなくなっていきます。汗や摩擦でもとれてしまうこともあるので、1日1回は塗り直したほうがよさそうです。

SPF数値の高いものは長時間防御してくれそうですが、油分も多く、肌に負担をかけてしまいます。

通常の外出なら数値の低いもの、夏の強い日差しの下では数値の高いもの、と選んで使いましょう。

化粧品やファンデーションにUV対策成分が含まれているものもありますが、それが本来の目的ではないため、効果は期待できません。

ちゃんとした日焼け止めを使用し、肌老化を食い止めましょう。

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日焼け止めの成分

「日焼け止め」の成分には2つの種類があります。

紫外線吸収剤

紫外線を吸収し、熱に変えて外に放出します。紫外線が肌の内部に侵入させないように、強力にブロックします。

無色透明でなめらか、使用感はいいのですが、紫外線防御力が高い分、肌への負担も大きく、乾燥しやすくなります

成分が紫外線を浴びて化学反応を起こしているので、どんどん効果が薄くなります。定期的な塗り直しが必要になってきます。

紫外線散乱剤

粒子(パウダー)で肌表面を覆って、紫外線を反射、跳ね返します。紫外線防御力は劣りますが、効果は長く続きます

白い粉末なので、配合量によっては白浮きしやすく、伸びにくいですが、肌に負担はかかりません。

肌に負担をかけない日焼け止めは?

「日常生活では紫外線拡散剤をベースにSPF30以下のもの、長時間外にいる時は吸収剤も含まれたSPF50のものを使いましょう」

っていうのは理解できます。でも、そもそも、日焼け止めに「これは紫外線吸収剤です」とか「拡散剤です」って明記されていましたっけ???

一般的に、紫外線吸収剤は「ケミカル」紫外線散乱剤は「ノンケミカル」というそうです。

ケミカルとは、「化学的な性質で防御する」もので、配合可能量が規制されています。ノンケミカルには配合量の規制はありません。

今までSPF数値だけ見て、購入していました。数値が高い方が肌に負担があるんだろうなぁ程度の認識です。

製品により、どちらかだけを配合、または両方配合があります。紫外線散乱剤だけの製品は、「吸収剤無配合」、「ノンケミカル」と表記されることが多いようです。

SPF数値の高いもの、紫外線吸収剤は、洗顔料で洗い流しにくくなっています。落とすために洗浄力の強い洗顔を使うのは、さらに肌に負担をかけてしまうので、避けた方が無難です。

日常ではSPF20、PA++くらいの日焼け止めを、こまめに塗りなおすことで、肌への負担を抑えましょう。

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日焼け止めの塗り方・塗りなおし方

紫外線は肌を乾燥させ、バリア機能を低下させます。ターンオーバーがスムーズにいかなくなると、メラニン色素が停滞して色素沈着してしまうことも!

なんともやっかいな紫外線、肌に負担のない「日焼け止め」を選んでいても、塗り方が悪いと意味がなくなってしまいます。

日焼け止めの塗り方

日焼け止めは顔全体にしっかりと、「塗れモレ」や「塗れムラ」がないように気をつけましょう。

頬から塗り広げると、こめかみや顔の両サイドが塗れていなかったりします。顔の表面積は両手で覆っても、まだ大きいくらい。両手全体に塗ると思ったら、意外と多い量が必要です。

クリームを顔に小分けにのせて塗り伸ばし、さらにクリームを追加して最初とは違う場所にのせて塗り伸ばします。

首やうなじ、耳の後ろも忘れないでくださいね。

日焼け止めの塗りなおし方

塗りなおすっていわれても、すでに肌には埃などが付着して、その上に塗るのは抵抗がありますよね。

毎回、洗顔からやり直すのも時間がかかるし、何度も塗り重ねると、毛穴が詰まってしまいそうです。

メイクの上から塗りなおすなら、ティッシュやあぶらとり紙で皮脂や汗を吸い取った後、UV効果のあるファンデーションかフェイスパウダーをパタパタ塗りなおします。

スプレータイプの日焼け止めもありますが、均一に付着せずムラができるし、吸い込んで体内に入ってしまう危険性があります。

BBクリーム(メイク下地・日焼け止め・コンシーラ・ファンデーションが1つになったオールインワンの化粧品)を使うのもいいかもしれません。

軽くティッシュオフした後、BBクリームを重ねます。厚塗りになるとよれてしまうので、分量に注意しましょう。

こんな塗り方はNG!

乾燥した肌に塗らない!

日焼け止めは油分が含まれていますが、乾燥した肌に塗ると、さらに乾燥してしまいます。化粧水などで肌を整えてから、塗るようにしましょう。

すりこまない!

薄く塗り広げようと、すりこんでは肌を痛めてしまいます。摩擦しないように、丁寧に塗りましょう。

昨年の「日焼け止め」は使用しない!

日焼け止めは、開封したらどんどん酸化して、劣化してきます。昨年の残りを使おうって思ってると、効果がないどころか肌荒れをおこしてしまうことも。

開封したら3か月くらいで使い切りましょう。

うっかり油断して日焼けしちゃったら

洗濯物を干す、ごみを出す、そんな短時間でも、積もり積もれば日焼けしてしまうことも。

日焼けは「表皮」にダメージを与え、乾燥させます。とにかく保湿、保湿をしましょう。そして、ビタミンCを摂取しましょう。

ビタミンCはメラニンの生成を抑え、抗酸化パワーを発揮(ビタミンC自体が酸化されることで、身体を酸化物質から守る役割)します。

コラーゲンの生成を促進して、肌に働きかけるので、外からの保湿、中からの補給で挽回しましょう。

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さいごに

紫外線のことを知ることは、自分の肌を守ることにつながります。光老化を防いで、いつまでもきれいな肌を目指したいですね。